老朽化したマンションを売りたい!
マンション自体が余っている今、老朽化したマンションは、売りに出しても、なかなか売れないというのが現状です。
マンションの場合は、一戸建てと違い、管理費や修繕積立金の支払いがずっと続くものです。
一生そのマンションで生活するつもりであればよいのですが、相続によって得たマンションの場合は管理費や修繕積立金の支払いがずっと続くのは本当に困ったものです。
そこに誰も住まない場合は、管理費や修繕積立金の支払い分がマイナスになっていくだけなので、安くても売れるなら売れたほうがよい、ということになるかもしれません。
老朽化したマンションの売却の可能性
老朽化したマンションの売却について考えましょう。
老朽化マンションを買ってくれる人がいるか、それは売りに出してみないと分かりません。
いくら古くても、利便性のよい立地であれば、購入者があらわれるかもしれません。
病院が近い、スーパーが近い、という立地だと高齢者など、通院が必要な方の購入希望者が現れるかもしれません。
病院が近いというのは、これからは重要な立地条件になるかもしれませんね。
- 賃貸住宅で家賃を払い続けるか
- 安価で老朽化したマンションを購入し、管理費と修繕積立金を払い続けるか
を考え、トータルで考えると後者の方が安いからよい、という人が購入してくれるかもしれません。
リフォーム済みの場合は、居住部はきれいで設備も新しくなっていますので、お買い得、ということになるかもしれません。
建て替えの制度
東日本大震災をきっかけに、「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」が改正され、耐震性の低いマンションの建て替えを促すマンション敷地売却制度ができました。
マンションの一括売却や建て替えのハードルが下がるなど、建て替えの制度はできました。
しかし、今後もその場所に住み続けたい!という強い思いがなければ、売れるものなら早く売却したい、という方も多いのではないでしょうか。
老朽化したマンションの売却は難しい
老朽化したマンションはさまざまな理由から、売るのは難しい、というのが現状です。
- 共用部の設備が古い
- 空き室が多く治安面で不安
- 寂れた印象がする
- 耐震性が低いので不安
- 管理費や修繕積立金の支払いが今後も続く
このような理由があるため、老朽化したマンションは人気がなく、売りにくい、ということを頭に入れ、売却活動を行いましょう。
老朽化したマンションは思ったような金額で売却することは難しいことかもしれません。
まずは複数の会社に査定してもらうことで、今のマンションの売却相場をつかんで下さい。
そのうえで、今後の資金計画をたてましょう。
売るか、住み続けるかを再検討される良い機会かもしれませんね。
マンション売却、不動産査定については、こちらも参考にしてください。
マンション売却について
不動産査定について