マンションの査定額は、犬を飼っていると安くなるの?
マンションを売却する場合、犬を飼っているとマンションは売りにくいのでしょうか?
飼っていないマンションと比べると、安くなるのでしょうか?
当然ながら、犬を飼っているマンションと、犬を飼っていないマンションでは、売りやすいのは犬を飼っていないマンション、ということになります。
しかし、犬を飼っているマンションは、それが理由で安くなるわけではありません。
希望価格で購入してくれる人がいればそれが売却価格です!
犬を飼っているマンションは売りにくい?
犬を飼っていない人は、前の人が犬を飼っていた、ということに抵抗がある場合もあります。
また、今はアレルギー体質の人が増えています。
犬アレルギー、猫アレルギーの人は思いの外たくさんいらっしゃいます。
ご家族に犬アレルギーの人がいたら、当然、犬を飼っているマンションは選択肢から外れる、ということになります。
そういう理由で、犬を飼っていないマンションに比べると、犬を飼っているマンションは購入希望者が減ることになり、その面では売りにくい、ということになります。
犬アレルギーの問題もありますので、義務ではありませんが、担当営業マンには犬を飼っていることは話すことが望ましいです。
犬を飼ったことでマンションが傷んでいたら
- フローリングが傷だらけ
- 粗相でシミができている
- 壁紙がはがれている
- 犬が柱に噛み付いて削られている
このような状況があるかもしれません。
その場合はリフォームが必要になるでしょうから、その分安く売り出すか、値引き交渉は覚悟したほうがよいでしょう。
それはペットを買っていなくても、使用状況が悪ければ同様のことがいえます。
犬を飼っている場合の内覧対策
購入希望者は、あらゆる条件を考慮してマンションを選びますので、気に入ってもらえるよう、やはり清潔に保つことを心がけましょう。
犬を飼っているマンションは、ニオイがつきやすく、それが原因で売れにくい、という可能性も出てきます。
犬も粗相をしてしまうと思いますが、どうしてもそのニオイが部屋に染み付いてしまうようです。
犬をマンションで飼っている場合は、通常以上にニオイ対策が必要になります。
飼い主はいつもそこに暮らしているのでそれほど気にならないかもしれませんが、犬を買っていない人は敏感にニオイを感じるものです。
仮に犬を飼っていても、自分の愛犬の粗相と他人の飼い犬のつけたニオイを同じようにはなかなか思えないものです。
できればニオイのない、クリーンな状態にしたいものです。
クリーニング業者を利用するのが一番よいかもしれません。
内覧者が来る前には、特にニオイ対策は万全を期したほうが良いでしょう。
- 窓を開け放って完全に空気を入れ替える
- 消臭スプレーは隅々までふきかける(特に布部分)
などのことはしっかりしておいたほうが良いでしょう。
また、内覧者やその家族が、犬アレルギーをもっている場合がありますので、内覧当日は、犬はいない状態にしておきましょう。
犬アレルギーは、
- 咳が出る
- 呼吸が苦しくなる
- 眼のかゆみ
- 鼻水
- くしゃみ
- 皮膚のかゆみ
- 湿疹が出る
など、症状はまちまちですが、内覧者がそのような状態になると大変です。
ネコを飼っている場合も同様です。
知り合いのネコアレルギーの人は、ネコがそのときその場にいなくてもアレルギー反応が出るようです。
ネコが普段住んでいるマンションの部屋に入ったとたんに、目がかゆくなり、くしゃみ、鼻水などの症状が現れるそうです。
犬を飼っているマンションを売る場合リフォームした方が売りやすいか?
中古マンションを購入する場合、たいていは、リフォームも考えるものです。
リフォームがされていない場合は、リフォームをする事を考えて値引き交渉をしてくるものです。
一般的には、綺麗にリフォームされたものの方が早く売れそうですが、買い主が自分の好みの内装にリフォームするほうが合理的です。
しかし、状態によっては、買い手が見つかりにくいということにもなりかねません。
使用状況によっては、クロスの張替えやカーペットの張替えなどリフォームするべきかどうかについても、不動産会社の担当者に相談してみましょう。
マンション売却、不動産査定については、こちらも参考にしてください。
マンション売却について
不動産査定について